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なんだか上手く生きれないOLのブログ

そんなにネガティブでは無い

【本】新編 銀河鉄道の夜 感想

やっとこさ読み終わったので、今日はこの本の感想を書きます。

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/ じゃ~ん ぎんがてつどうのよる~ \

 

普段はまったく読まないジャンル

なんでこの本を買ったのか、全然覚えてないのですが

たぶん有名な作品なのにまったく知らなかったから読んでみようって感じでしょう。

普段、ノンフィクションや実用書が好きなので

こういうファンタジーな本は、一番読まないジャンルです。

友人に借りたハリーポッターは10ページぐらいで挫折しましたし・・・。

嫌いとか興味が無いとかではなく、想像力が乏しいんだと思います。

天の川の西の岸にすぎなの胞子ほどの小さな二つの星が見えます。

あれはチュンセ童子とポウセ童子という双子のお星さまの住んでいる

小さな水精のお宮です。

 これは、『新編銀河鉄道の夜』に収録されてる『双子の星』の最初の部分です。

難なく読めましたか?

私はこれを読んで、『?????????????』ってなりました。

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初めてこの本を読んだ時は、この2行で挫折しました。早っ!

本当にわけがわからなかった。

 

盛岡に行くので再チャレンジ

一昨年ぐらいに盛岡へ遊びに行きました。

盛岡と言ったら、宮沢賢治イーハトーブ

ということで、行く前にこの本に再挑戦。

 

・・・また、『双子の星』で挫折。

(最後まで読んでみて、この双子の星

NOTファンタジー民には結構ハードル高いように思う。)

それで巻末にある宮沢賢治年譜だけ読んで盛岡へ行きました。

年譜は読める!スラスラ読めるー!

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↑これは(石川)啄木新婚の家。いい感じのお家でした。

石川啄木のひどいエピソードを聞くと、

もっと好き勝手生きて良いのかなって思うw)

 

3度目の正直 完読

そして去年、3度目の挑戦。今度は読めた!

ちょうどその頃、心が殺伐としてて更に社会不安系の本ばかり読んでたので

心を落ち着かせる本を読もうと手に取りました。

独身・無職者のリアル (扶桑社新書)

独身・無職者のリアル (扶桑社新書)

 (↑その頃読んでた本の1つ。孤立無業者について考える・知るには良い本。

ただ自分に余裕がないと、結構精神的にくるかも。他人事じゃないわ・・・)

 

現実疲れした人には、ファンタジーってすごく良いジャンルなのかも。

 

内容の紹介

新編銀河鉄道の夜新潮文庫)の収録作品は、

双子の星

よだかの星

カイロ団長

黄いろのトマト

ひのきとひなげし

シグナルとシグナレス

マリヴロンと少女

オツベルと象

猫の事務所

北守将軍と三人兄弟の医者

銀河鉄道の夜

セロ弾きのゴーシュ

饑餓陣営

ビジテリアン大祭

の14本です。

 

NOTファンタジー民も読みやすかった作品

猫の事務所

この本の中で一番読みやすく、一番好きな作品です。

猫の事務所ですよ!猫が事務仕事してるんですよ!

想像しただけで可愛すぎます。(*´▽`*)

でも内容は、四番書記の竈猫が他の猫にいじめられる話なのでなかなか切ない。

今読み返しても、いじめの描写が結構リアルなんですよね。

無視されて、仕事道具を取られて、それでも怒るわけじゃなくてただ泣くだけ・・・。

悲しい部分もありますが、この作品で好きな部分は

竈猫が質問されるであろうことを先に予想して、

原簿のそのページに手(前足)を入れておいたという所。

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健気で、仕事熱心な竈猫の姿が良いです。あと前足を挟む姿はかわいい。

 

猫が事務仕事する?って所は超ファンタジーですが、

想像しやすいので読みやすかったです。(事務や猫に馴染みがあるから)

 

オツベルと象

セロ弾きのゴーシュ

この2本も読みやすかったです。小学校の授業でやりましたし。

 

北守将軍と三人兄弟の医者

グリム童話を読む感覚で読めたので、これも読みやすかった。

 

饑餓陣営

ビジテリアン大祭

この2本はちょっと異色?大人向けファンタジーという感じでした。

ビジテリアン=ベジタリアン。最初、難しそうなタイトルだと思いましたが

「なんだベジタリアンか」、とわかってからはスラスラ読めました。

ちょっと寺山修司っぽい感じ。

 

シグナルとシグナレス

そんなに読みやすくは無かったけど、かなり印象に残ってる話。

東北本線の信号機と、岩手軽便鉄道の信号機の恋物語って発想が面白すぎです。

シグナルは若干めんどくさい男ですね。

だから僕を愛して下さい。さあ僕を愛するって云って下さい。

 

又あなたはだまってしまったんですね。

やっぱり僕がきらいなんでしょう。

もういいや、

どうせ僕なんか噴火や洪水か風にやられるにきまってるんだ。

 でも押しが強い所と正直な所は魅力だと思います。

だってあたしはこんなにつまらないんですわ。(これはシグナレスの言葉)

わかってますよ、僕にはそのつまらないところが尊いんです。

 このやりとりは現代ではちょっと新鮮に感じました。

自分の短所だと思ってる所を『尊いんです』って言われたら、

ちょっと心に響きますね。

 

この本のストレスポイント

 「以下数行分空白」

「以下原稿1枚?なし」

こんな感じで所々空白の部分がちょいちょい有り、

そこを想像で補えなかったので、結構ストレスに感じました。

想像力豊かな人と、「この間にはどんな事があったと思う?」って

話し合ってみたら面白いのかもしれません。

 

さて『銀河鉄道の夜

本のタイトルにもなってる銀河鉄道の夜の感想。

まさにファンタジーというお話ですね。

文章を読みながらいろいろな場面の『絵』を想像してみましたが、

それはどれも日常では見られなかった絵です。

静かでとにかく漆黒のブルーに星が輝いてるそんな世界。

 

そしてラストはそういう話だったの?と、ちょっとびっくりしました。

 

面白かった部分。

「双子のお星さまのお宮って何だい。」

 ここに『双子の星』のエピソードが登場しました。

知らない物語の中で「あ!これ読んだやつだ」ってエピソードが出てきて

グッと会話に引き込まれました。

 

(どうして僕はこんなにかなしいのだろう。僕はもっとこころもちをきれいに大きく持たなければいけない。

 

(ああほんとうにどこまでもどこまでも僕といっしょに行くひとはいないだろうか。

カムパネラだってあんな女の子とおもしろそうに談(はな)しているし僕はほんとうにつらいなあ。)

この辺は読んでて共感してしまった。(^^;)

寂しい時に読んだら結構響くんじゃないかな。

ほんとうにつらいなぁ~!

 

最後に

2011年に買ったので、5年かかってやっと読み終えました。

Yondaくんの帯も改めて見るとかわいいかったので、帯付きで写真を載せました。

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

 

 ↑この商品を含むブログ、2/21現在で266件です。流石、すごいなぁ。

 

この本を読んでファンタジー読解力が50ぐらい上がった気がします!

苦手なジャンルも読む経験を積めば、もっと読みやすくなりそうです。

初めて絵本以外の本を読んだ時も、すごく大変だった。

でも、読んでいくうちにどんどん読めるようになるんですよね。

 

読書が苦手って人も少しずつ読んでみれば、きっと読みやすくなると思いますよ。

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